騎手も馬同様に得意な距離というものが遺伝するのかもしれません。
青葉賞 予想結果/レース回顧
◆レース結果◆
着順 | 印 | 馬名 | タイム | 上がりタイム |
---|---|---|---|---|
1着 | 無 | プラダリア | 2.24.2 | 34.2 |
2着 | 〇 | ロードレゼル | 2.24.3 | 35.1 |
3着 | 無 | エターナルビクトリ | 2.24.4 | 33.7 |
12着 | ◎ | オウケンボルト | 2.27.8 | 38.2 |
12.7-11.3-11.5-11.5-11.9-12.3-12.7-12.4-12.4-11.7-11.9-11.9 M
◆予想結果◆
◎オウケンボルトは、前走のような出遅れという事はなく先行することはできたがディライトバローズが1000mまで11秒台で通過するペースで引っ張る形となりそこから1800mまで一気にペースダウンという先行勢にはなかなかタフな展開。息を入れるタイミングがあったといえど1000mまでに使った脚は結構後々に響くもの。
逃げたディライトバローズは、残念なことに故障(右前浅屈腱断裂)を発症しオウケンボルトも序盤のペースの影響か直線で全く伸びず。その中で2着まで粘ったロードレゼルは前に行くと予想以上に力を発揮するタイプという事を認識させられた一戦となった。鞍上は「課題だらけで修正するところが多い」と粗削りな面がまだ多く伸びしろは相当ありそうなコメントを残している。中内田調教師も「結構なラップで馬が疲れている可能性がある。」というコメントを残しており、その点を見ても結果として平均ペースとなったレースだが、前に行った馬には相当タフな展開となったのは間違いなさそう。
1番人気を集めたレヴァンジルも前を見ながらの展開とは言え先行集団のすぐ後ろにつけていたのでペース的に巻き込まれて直線伸びを欠いた状態に陥ったのだろうと予測。鞍上も思ったよりも直線で伸びなかったと首を傾げたというコメントがあるので1000までのペースで脚を使わされた感が否めない。
ダービーのチケットを掴んだプラダイアは、2着3着に来た後方勢とは違いレヴァンジルをマークする形で運んだ馬だけにレヴァンジルと同じような直線伸びないという可能性もあったがしっかり34.2(レース上がり2位)の脚を使い勝利。調教師は「負けたら仕方ない」という仕上げでレースに出している事を考えるとまだ上積みはありそう。俗にある見えない疲れが出なければダービーでも結果を残せそうなレースだった。
天皇賞(春) 予想結果/レース回顧
◆レース結果◆
着順 | 印 | 馬名 | タイム | 上がりタイム |
---|---|---|---|---|
1着 | △ | タイトルホルダー | 3.16.2 | 36.4 |
2着 | ▲ | ディープボンド | 3.17.3 | 37.1 |
3着 | 無 | テーオーロイヤル | 3.17.4 | 37.4 |
17着 | ◎ | タガノディアマンテ | 3.24.1 | 41.5 |
12.7-11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2-12.8-13.3-12.9-12.3-12.0-11.9-11.5-11.7-13.2 M
◆予想結果◆
スタートから波乱。8番人気と言えど注目馬になっていたシルヴァーソニックがスタート直後に鞍上が落馬。知っての通りラストまでシルヴァーソニックは走り2着に入りました。カラ馬でしっかりコースをとってラストまで走るとは2008年のエリ女でカラ馬で1着に入ったポルトフィーノを思い出しました。ゴール後、ラチにぶつかって転倒しており無事を心配されていましたが、この記事を書いている時点では跛行などはなく大丈夫との事でした。
とスタートから波乱が起きた天皇賞春。
◎タガノディアマンテは、4角前に鞍上が後方から馬が来ていないか確認しながらレースから脱落。ゴール後コメントでカラ馬の影響で馬のやる気がなくなってしまったとの事。ひとまず安心しました。ケガから復活して順調に今年は使えて本番を迎えたのに本番でケガの再発なんてあまりにも残酷だと思ったのでケガでなくてよかったし幸も早々に無理せずレースをやめさせたのも今後の事を考えればよかったと思います。
勝ったタイトルホルダーは、力もある上に運も味方につけたレースとなりました。競られることもなく自身のペースに持ち込めた上にシルヴァーソニックが先行した事によりカラ馬の動きは読みづらくその周辺や後続は動くに動けない状況。タイトルホルダーは、その前を走っていたので影響皆無。突かれるような展開になったが逆にそのおかげでラストまでしっかり走ったとも言えるかなと思いました。大きなレースでは、実力に加えて運は絶対に必要なものとなるので別に運が味方したからタイトルホルダーが勝ったと言っている訳ではありません。
2着のディープボンドは、タイトルホルダーとは逆にシルヴァーソニックの動きで悪い影響を受けた。鞍上は、カラ馬の動きを注意しながら先行しているタイトルホルダーや後続の動きを見ていたので相当な負担を強いられる展開に。
落馬もカラ馬もレースでは起こりうることなのでそれは負けた理由とは言えませんが、イレギュラーがなければ結構な接戦になっていた可能性もあったのでそこも見てみたかったなと思いました。
8枠に関しては、今回のタイトルホルダーの勝利により、GⅠ勝ちをしている馬でなければ勝ちきれないという状態は継続。来年も覚えておくべきことでしょう。
予想的には残念は2レースとなってしまいましたが、面白いレースが見れたので個人的には満足な週末でした。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。